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あんなぷるな道中膝栗毛

7. ガンドルンへの道は遠し <目次に戻る

 昨日の静養が、効いたのか、体調もだいぶ良くなったので、
今日は先へ進めそうだ。

 「ずっとここにいろ!」

と言うラズ氏の言葉を何とか説き伏せて、又帰国する前に、
必ず再訪する事を約束して、出発する事にした。
昨夜同宿した他の日本人二人(マサ氏とトモ君)は、既に
出発していた。
我々もラズファミリーに、別れを惜しんで出発した。
キムチェからガンドルン迄は、立派な石畳である。
ガンドルンの尾根の上には、マチャプチャレの白い頂きが
覗いている。

 ガイドブックを見ると、このあたりはネパール一の石畳と書いてある。
沢から吹き上げる涼しい風と、穏やかな太陽の日差し、そして
時おり通り過ぎるロバ隊の鈴の音が、歩いていて、とても
気持ちがよい。

 二時間程も歩いただろうか?

先に歩いていた山本氏が、分岐点で待っていた。
みると尾根の少し手前で、道が2つに分かれている。私は

 「右!」

と答え2人供右の道を回り込む様に進んだ。
数10mも行くと急に視界が開け、マチャプチャレそして、
今迄尾根で見えなかった、ヒウンチュリ、アンナプルナサウスが、
立派な山容を見せていいる。
峠にはちょうど茶屋もあり、私達は一休みする事にした。
茶屋の中庭は石畳になっていて、イスやテーブルが並んでいる。
見るとどこかで見かけたザックが置いてあった。
少しすると、朝別れた中野氏が茶屋の中から出て来た。
思わぬ再会となったのだ。

 中野氏によると、何故こちらに来たか、不思議がっている。
聞けばトレッキングコースは右に折れず、普通は真直に行くらしい。
私自身も何故

 「右!」

と言ったか分からないのだ。
兎にも角にも、偶然の再会を祝ってビールで乾盃する事にした。
茶屋の前には広い平があり、何だか賑やかである。

 見ると奥に学校があり、平な所はグランドなのだ。
中学位の女の子が茶屋に、色々と買い物にやって来る。
チョッとしたパンや文房具等も、置いている為だ。
良く見ると、朝別れの言えなかった、ラクシュミもやって来た。
(我々が出発する頃には、既に学校へ来ていたのだ)

私はロキシを隠し乍らお別れをした。
それもその筈、このロキシは今朝ラズ氏が私達に持たせた物なのだ。
私達は大分、気持ち良くなり、今日はここに泊まる事にした。
夜は賑やかな夜となった。

 この日は、日本の玉川大学の学生や先生が沢山来ていて、
学校のグランドはテントでいっぱいになった。
我々の泊まった宿も玉川の女子大生でいっぱいになった。
この学校には偉い先生が居て、随分昔から援助している様だ。
(と言うより学校を作ったのかも知れない)
今は恒例となり、学校全体が応援しているそうだ。
夜は話の好きな先生やOB、それに生徒が居て、楽しい一夜を
供にさせてもらった。

 明日は下にあるという温泉に、中野氏(マサさん)と供に
行くことになった。
酒好きは何故か、温泉も好きなのだ。
しかし、今日のコースが、ラクシュミの学校迄とは情けない。
まぁしかしこれが我々のペースの様だ。

 本日も素晴らしい一日に感謝!

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