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あんなぷるな道中膝栗毛

26. ペットボトルとグルカ兵 <目次に戻る

 結局今日も飛行機は、こなかった。
ジョムソムは、風は全然無いのだが、途中が強いらしい。
荷物を預け、空港の窓越しに、今か今かと待ったのだが、
8時頃全ての便が途中で引き返したと連絡が入る。
しかた無くホテルへ戻ったのだが、早起きしたせいか、
昼頃迄ぐっすりと眠ってしまった。

 山本氏はその間に、又オールドジョムソムへ行き、新しい店を
開拓したらしい。
4時過ぎ、別段やる事も無いので、新しい店に二人で行って見た。
だが店は生憎休みで、結局ボミラーズレストランへ行った。

 “ロキシタイム”

残念乍らモモは、売り切れの様だ。
変わりにスクティとチョーメン(ネパールの焼ソバ)を注文する。
今日はアマ(母)が作ってくれた。
殆どがレバーのスクティだった。

 私事であるが、私は煮たり焼いたりしたレバーは、苦手なのである。
(レバ刺しは大丈夫なのだが)
しかし、初めて炒めたレバーが美味しいと思った。
娘の作った焼きそばも美味しい。
三日間通って少しだけ、常連客の仲間入りをさせて貰ったのだ
ろうか?

 ボミラーズ氏も「帰ったら手紙をくれ」と住所を教えてくれた。
 ポカラでは姪の夫が、日本食レストランをやっているから、

 「是非訪ねてくれ!」

とも言われた。

 話しは戻るが、山本氏もこのスクティには、えらく感動しており、
お変わりを注文した。
しかし日本と違いそんなにレバーだけある筈も無く、二度目は
いつものスクティだった。
レバーのつもりで食べた様だが、普段は干し肉の為、非常に堅い
のだ。
おかげで、山本の前歯はポキリと折れ、日本へ戻る迄、山本は
歯が抜けたおじさん状態になってしまった。

 ★ 気を附けよう! 暗いお店と堅い肉!

 最後に又例のグルカ兵が、ロキシを買いにやって来た。

 「今日は初めてかい?」

と、私が尋ねると

 「そうだ!」

と言う返事が返って来たのだが、山本は、

 「絶対ウソダ!」


と言い切った。
言われて見ると、もう既に大分赤い顔をしていた様だ。

 一度でいいから、彼が勇敢なグルカ兵として働いている所を見た
 かったのだが、結局最後迄、酒場でしか会うことは無かった。

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